【平八ーへいはちー】季節の美食と創作料理の和空間

　本日のおすすめの一品は…『穴子一本煮の炙り焼き』です！

　淡白な旨味の中にも、しっかりと脂の乗った特大の穴子。その穴子を一本丸々と丹念に煮込んだ上で、お召し上がり頂く直前に、表面を香ばしく炙り焼きし、ふんだんにツメ（煮汁を裏ごしし、醤油やみりんと煮詰めたタレ）を塗った一品です。変わらぬ伝統の江戸前料理を、どうぞご賞味下さい。

　昨今、料理のタレは、あっさりとサラサラしたものが流行りで、是とされる傾向にあるように思われます。ただ、当店では、江戸前料理の象徴たる濃厚でとろみのあるツメを、変わることなく、穴子の煮汁から作っております。

　その深く繊細で濃密な塩味と甘味が、焼き上げた香ばしい表面と、とろける程に柔らかく煮上げた身に絡み合い、更には、溢れる穴子のさっぱりとした旨味と脂に溶け込み、長く親しまれ続ける本来の美味が、口いっぱいに広がります。

　また、別皿にて焼海苔を添えさせ頂いております。お好みで、海苔を巻いてお召し上がり頂くと、その香ばしさと食感にて、また一味違った美味をお楽しみ頂けます。

　今宵は、職人の技と手間、そして江戸前料理の伝統が織りなす、変わることのない確かな味わいを、ごゆるりとご堪能ください。

　本日もお客様の『美味い』を聞きたくて、『笑顔』を見たくて、はりきって暖簾を掲げています。ご来店心よりお待ちしております。

　本日のおすすめの一品は…『天然シマアジの刺身』です！

　漁獲量が激減し、過去には「幻の魚」とも謳われたシマアジ。現在でも、天然ものが市場に出回るのは稀で、その味、姿形共に、アジ類の最高峰と呼ばれる高級魚となります。本日はその天然のシマアジを刺身にてご提供させて頂きます。「幻の魚」の、“何も足さない何も引かない“天然そのものの味わいを、どうぞご賞味下さい。

　うっすらと琥珀もはらんだ、その美しいピンク色の身を口に含むと、締りのある、しっかりとした食感を覚え、しっとりとした程よい脂が舌に乗ります。噛み進めると、上品な旨味の中にも、深く強いコクが顔を覗かせ、天然ならではの極上の味わいが広がり止みません。

　今宵は、「幻の魚」がもたらす、アジ類最高峰の希少な味わいを、存分にご堪能いただければ幸いです。

　本日もお客様の『美味い』を聞きたくて、『笑顔』を見たくて、はりきって暖簾を掲げています。ご来店心よりお待ちしております。