本日のおすすめの一品は…『金ハモの天ぷら』です！

 

 

　一般的に、産卵を控えた梅雨時より旬を迎え、夏の味覚として知られる鱧（ハモ）ですが、「鱧には二度、旬がある」と言われています。

 

　冬眠に備えて身に栄養を蓄え、脂の乗った晩秋の鱧…まさに今時分の鱧は、二度目の旬を迎えています。この時期の鱧は、体表が金色を帯びてくることから「金ハモ」（あるいは、名残りの季節に獲れることから「落ち鱧」）と呼ばれています。

 

　本日はその“金ハモ”を、天ぷらにてご提供させて頂きます。二度目の旬を迎えた高級魚の味わいを、どうぞご賞味下さい。

 

　湯気立つ天つゆにサッと浸して、からっと揚がったハモの天ぷらを食せば、美しく輝く身から、優しい甘味とこの時期のハモならではの濃厚な脂が溢れ、一方で、ふわふわとほどける白身の奥からは、確かな旨味が口の中に広がります。サクサクの衣とほどける身質の食感、その甘味と天つゆの塩味、溢れる脂と広がる旨味…その全てが一つとなって織りなす高貴な晩秋の美味に、ご満足頂けること請け合いです。

 

　京の十八番にして、東の贅たる鱧…今宵は、この晩秋に、二度目の旬を迎えた高級魚の豊かなる味わいを、どうぞごゆるりとご堪能ください。

 

 

　本日もお客様の『美味い』を聞きたくて、『笑顔』を見たくて、はりきって暖簾を掲げています。ご来店心よりお待ちしております。