『FRAGILE』 Vol.1
甘美な宝石が四つ、ベージュゴールドのボックスから、高らかな香りと共に姿を現し、魅惑の輝きを放った。BVLGARIのチョコレート・ジェムズ(宝石)…
今年は…
「ブルガリ イル チョコラート」がお届けする“サン・ヴァレンティーノ2023”は、自然への称賛と愛、環境を大切にする思いと未来への希望が詰まっている…と添え書きがある。
今年で何年経つだろう?去年もTwitterでツイートさせていただいたと思うけれど、毎年必ず、バレンタインデーに、とある女性から、ちょっとした事情で、BVLGARIのチョコレートを頂戴する。
もちろん、BVLGARIは世界五大ジュエラーにも数えられるハイジュエリーブランドであって、チョコレート専門店ではないけれど、そのアイデアと美しい味わいには、毎年、脱帽している。
ただ、僕にとっては、とても高価で、とても贅沢な戴き物となる…。もちろん相応のお返しをということで…ハイジュエリーブランドではなく、ハイファッションブランドだけれど、同じく非チョコレート専門店の、アルマーニのチョコレートをホワイトデーにお返ししている。
去年は、何故だか?ご褒美として?自分の分のARMANI DOLCEも買ってみた。
前回、月曜日の“今宵も、閉店に寄せて…”の『甘い一日』という投稿に添えた画像は、その時のアルマーニのチョコレートだ。BVLGARIに比べると、とてもシンプルだけれど、これもまた、秀逸なチョコレートだ。
いずれにしても、今年も、BVLGARIの甘美な宝石を口にするのが楽しみで仕方ない。
ただ、この高価なチョコレート・ジェムズよりも、どこまでも輝きを放ち、どこまでも甘く、そして何故だかしょっぱいチョコレートを、昔々…口にしたことがある。
その時の僕は、BVLGARIやARMANIのチョコレートはもちろん、ピエール・マルコリーニやジャン=ポール・エヴァンといった有名ショコラティエのそれを知る由もなかった。デルレイやラ・メゾン・デュ・ショコラのような有名専門店のチョコレートも知らなかった。GODIVAすら、食べたことがなかったかもしれない。
僕は中学二年生で、14歳だった…
……と、このままだと、またあまりにも長くなってしまいそうなので、今日はここまでにさせていただきたいと思います。
まぁ、勿体ぶるようなエピソードでもないので、お恥ずかしい限りですが…次回また、この拙い筆にお付き合いいただけたら幸いです。